集中できる環境を。
「勉強部屋にこもるより、リビングで勉強する子の方が伸びる」そんなフレーズを真に受けて、リビングで勉強させてみてもたいてい失敗します。形だけ真似ても駄目なのです。
「リビングで勉強する子の方が伸びる」という方法を都合のいいように解釈してしまう人は「リビングでは家族や兄弟がいて話していたり、テレビを見ていたりするから、その中で周りに惑わされずに勉強すれば集中力もつく。それに、そういう環境で育てばどんな場所でも勉強できるということだから、強い子になる」なんて言ってしまうんですね。
その解釈は、集中するもしないも本人次第と言っている気がします。だから、周りの家族は普通にテレビを見て大笑いしながら「お前は勉強しなさい」と言ってしまうんですね。勉強できないのは本人のせいであり、周りの人には責任がないとでも言わんばかりです。
実際はリビングで勉強させるときは配慮が必要です。どんなものかは自分で考えてみるか、ネットで検索してみてください。検索すれば答えがたくさん出てくるので詳細は割愛しますが、大雑把に言えば「環境を整えてあげるという意識は常に必要である」ということです。
塾の机を選ぶときも、集中できる環境を考えて選びました。狭い机ではノートとテキストを開くと机からはみ出てしまうので、どうやって上手に使おうかと悩みます。そうやって悩むことから工夫が生まれるので、それも悪くはありません。でも、ここは学習塾です。その悩みから工夫を生み出す作業をさせる場ではなく、集中して勉強できる場を整えてあげるべきと考えています。
学校よりも大きな机。ノートを開いたままタブレットも使えるようなものを選びました。余計なことに頭を使わずに、すぐに取り掛かれるよう環境を整えました。ここからは使用する皆さん次第です。たくさん自習に来て、活用してくださいね。
※写真は小学6年生が使用している様子です。